2014年11月26日水曜日

Windowsにchefを入れてみる

はじめに

こんにちは、A-AUTO 50開発者の竹内佑介です。今回はchefとvagrantを連携させて、華麗にミドルウェアをインストールしてみましょう。と言いたかったのですが、Windows環境にchefをインストールするのに大苦戦しました。他のところでも同じような悩みを持っている方は多いので、今回は予定を変更してWindows環境にchefを導入する方法について説明します。

Rubyのインストール

chefはGemというRuby用ライブラリとして提供されているので、まずはRubyをインストールする必要があります。これがLinuxとかOS Xならyum、brewコマンドで一発なのですが、Windowsだと色々と大変です。公式サイトから、Rubyのインストーラを落とします。私がダウンロードしたRubyのバージョンは2.1.4p265 (2014-10-27 revision 48166) [x64-mingw32]です。

http://rubyinstaller.org/downloads/

Ruby Devkitのインストール

chefをGemコマンドでインストールするためには、Ruby Devkitを導入する必要があります。インストールできるサイトは、Rubyと同じです。私はDevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを入れました。Devkitのインストール方法は、以下サイトを参考にしました。



①ファイルの解凍
DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを実行します。必要なファイルが解凍されます。

②config.ymlを作成
コマンドプロンプトを開いて、DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを解答したディレクトリに移動します。以下コマンドを入力して、config.ymlを生成します。

ruby dk.rb init

先ほどのコマンドで作成したconfig.ymlに、Ruby Devkitのインストール先を追加します。Ruby Devkitのインストールパスには、Rubyをインストールしたパスを指定して下さい。


③インストール
以下コマンドで、devkitをインストールします。

ruby dk.rb install

Gemでchefをインストール

これでやっとGemコマンドからchefがインストール出来るようになりました。以下コマンドを入力して、chefをインストールします。

gem install yajl-ruby --platform=ruby
gem install chef
gem install knife-solo
gem install win32-process
gem install windows-pr

参考サイト

chefがインストールされたか確認する

以下コマンドでGemのリストを表示します。

gem list

その中にchef、knife-soloが含まれていれば、インストールは完了です。

次回予告

まさかchefのインストールにこんなに時間がかかるとは思っていませんでした。こんなことなら、centosの仮想環境で作業をすればよかったと後悔しています。次回こそchefを使って、華麗にミドルウェアを導入しようと思います。

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