はじめに
こんにちは、A-AUTO 50開発者の竹内佑介です。今回はchefとvagrantを連携させて、華麗にミドルウェアをインストールしてみましょう。と言いたかったのですが、Windows環境にchefをインストールするのに大苦戦しました。他のところでも同じような悩みを持っている方は多いので、今回は予定を変更してWindows環境にchefを導入する方法について説明します。Rubyのインストール
chefはGemというRuby用ライブラリとして提供されているので、まずはRubyをインストールする必要があります。これがLinuxとかOS Xならyum、brewコマンドで一発なのですが、Windowsだと色々と大変です。公式サイトから、Rubyのインストーラを落とします。私がダウンロードしたRubyのバージョンは2.1.4p265 (2014-10-27 revision 48166) [x64-mingw32]です。http://rubyinstaller.org/downloads/
Ruby Devkitのインストール
chefをGemコマンドでインストールするためには、Ruby Devkitを導入する必要があります。インストールできるサイトは、Rubyと同じです。私はDevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを入れました。Devkitのインストール方法は、以下サイトを参考にしました。
①ファイルの解凍
DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを実行します。必要なファイルが解凍されます。
②config.ymlを作成
コマンドプロンプトを開いて、DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exeを解答したディレクトリに移動します。以下コマンドを入力して、config.ymlを生成します。
ruby dk.rb init
先ほどのコマンドで作成したconfig.ymlに、Ruby Devkitのインストール先を追加します。Ruby Devkitのインストールパスには、Rubyをインストールしたパスを指定して下さい。
③インストール
以下コマンドで、devkitをインストールします。
ruby dk.rb install
Gemでchefをインストール
これでやっとGemコマンドからchefがインストール出来るようになりました。以下コマンドを入力して、chefをインストールします。
gem install yajl-ruby --platform=ruby
gem install chef
gem install knife-solo
gem install win32-process
gem install windows-pr
参考サイト
chefがインストールされたか確認する
以下コマンドでGemのリストを表示します。
gem list
その中にchef、knife-soloが含まれていれば、インストールは完了です。
次回予告
まさかchefのインストールにこんなに時間がかかるとは思っていませんでした。こんなことなら、centosの仮想環境で作業をすればよかったと後悔しています。次回こそchefを使って、華麗にミドルウェアを導入しようと思います。
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