はじめに
こんにちは、A-AUTO 50 開発者の竹内佑介です。前回までで、vagrant-awsを導入して、コマンド一つでAWSが立ち上がるようになりました。次はchefと連携して、自動的にミドルウェアをインストールできるようにします。今日はその前段階として、vagrantで起動したマシンに自動的にchefを導入できるvagrant-omnibusの導入方法について説明します。
chefとは
chefとはサーバのセットアップを自動的に行うためのツールです。セットアップの自動化だけならバッチやシェルスクリプトでも出来ますが、chefの場合はどのOSでも同じコードで動かすことができるます。また、chefで書かれたコードを実行するだけで誰でも同じ環境を作ることができるため、テスト環境構築、サービス運用などで使われています。
準備
前回紹介したソフトを導入した後に、以下のものをインストールして下さい。
vagrant-omnibusを使ってみる
前回のスクリプトにconfig.omnibus.chef_version = :latestの部分を追加します。
This file contains hidden or bidirectional Unicode text that may be interpreted or compiled differently than what appears below. To review, open the file in an editor that reveals hidden Unicode characters.
Learn more about bidirectional Unicode characters
Vagrant.configure("2") do |config| | |
config.vm.box = "dummy" | |
config.vm.provider :aws do |aws, override| | |
aws.access_key_id = "AWSアクセスID" | |
aws.secret_access_key = "AWSシークレットキー" | |
aws.keypair_name = "キーペア名" | |
aws.ami = "AMI名" | |
aws.region = "ap-northeast-1" | |
aws.subnet_id = "VPCを使う場合にサブネットを指定" | |
aws.security_groups = ["セキュリティグループを指定"] | |
override.ssh.username = "VMログインユーザ名" | |
override.ssh.private_key_path = "キーファイル(.pem)を指定" | |
end | |
config.omnibus.chef_version = :latest #chef-soloのバージョンを指定 | |
end |
この状態でvagrantからVMを立ち上げます
vagrant up --provider=aws
すると、このVMには最初からchef-soloが入った状態でスタートします。念のために、chef-soloが導入されているのか確認しましょう。AWS上のマシンにログインします。
vagrant ssh
ログインできたら、以下コマンドでchef-soloのバージョンを確認します。
chef-solo -v
以下のようにバージョンが表示されたら、インストール成功です。
次回予告
次はknife-soloを使って、AWS上のサーバに自動的にミドルウェアを導入するというところまでやります。
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