2014年11月5日水曜日

vagrant-omnibusを入れてみた

はじめに

こんにちは、A-AUTO 50 開発者の竹内佑介です。前回までで、vagrant-awsを導入して、コマンド一つでAWSが立ち上がるようになりました。次はchefと連携して、自動的にミドルウェアをインストールできるようにします。今日はその前段階として、vagrantで起動したマシンに自動的にchefを導入できるvagrant-omnibusの導入方法について説明します。

chefとは

chefとはサーバのセットアップを自動的に行うためのツールです。セットアップの自動化だけならバッチやシェルスクリプトでも出来ますが、chefの場合はどのOSでも同じコードで動かすことができるます。また、chefで書かれたコードを実行するだけで誰でも同じ環境を作ることができるため、テスト環境構築、サービス運用などで使われています。

準備

前回紹介したソフトを導入した後に、以下のものをインストールして下さい。


vagrant-omnibusを使ってみる

前回のスクリプトにconfig.omnibus.chef_version = :latestの部分を追加します。
Vagrant.configure("2") do |config|
config.vm.box = "dummy"
config.vm.provider :aws do |aws, override|
aws.access_key_id = "AWSアクセスID"
aws.secret_access_key = "AWSシークレットキー"
aws.keypair_name = "キーペア名"
aws.ami = "AMI名"
aws.region = "ap-northeast-1"
aws.subnet_id = "VPCを使う場合にサブネットを指定"
aws.security_groups = ["セキュリティグループを指定"]
override.ssh.username = "VMログインユーザ名"
override.ssh.private_key_path = "キーファイル(.pem)を指定"
end
config.omnibus.chef_version = :latest #chef-soloのバージョンを指定
end
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この状態でvagrantからVMを立ち上げます

vagrant up --provider=aws

すると、このVMには最初からchef-soloが入った状態でスタートします。念のために、chef-soloが導入されているのか確認しましょう。AWS上のマシンにログインします。

vagrant ssh

ログインできたら、以下コマンドでchef-soloのバージョンを確認します。

chef-solo -v

以下のようにバージョンが表示されたら、インストール成功です。

次回予告

次はknife-soloを使って、AWS上のサーバに自動的にミドルウェアを導入するというところまでやります。

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